雨で頭痛や吐き気が起こる原因と対策は?治し方はどうするの?
雨が降る時って雨の日独特のにおいがあったりしますよね。
カラッと晴れている時とはまた違うにおいなのですぐに気が付く人もいると思います。
雨は長く外出することができなかったり外で思いっきり遊ぶことができなくなるから好きではないという人も多いですが、この他にも雨が降ると頭が痛くなるから嫌だという人もいます。
なぜ雨で頭痛が?と思うかもしれませんがこれにはちょっとした理由があるんです。
雨で頭痛や吐き気が起こる原因ってなに?
【気圧の変化による頭痛】
雨になると決まって頭痛や吐き気といった症状に襲われるのであれば気圧が関係しているかもしれません。
雨が降る時というのは決まって気圧が変化します。
気圧が変わっても特に何も感じない人が多いですが、気圧が変化すると体にある血管が膨らんでしまいます。
血管が膨張することで三叉神経を刺激してしまうことがあるため人によっては雨に日に頭痛が起きたりするのです。
【自律神経の乱れによる頭痛】
雨が降ると自律神経が乱れてしまうことがあります。
自律神経が乱れて副交感神経が働くようになるとだるさを感じたりやる気がでなかったりといった症状が現れるようになります。
これは体がリラックスする体勢に入っているためなのですが、この時に血管も膨らんでしまうため上と同じように三叉神経を刺激して頭痛を引き起こしている可能性があります。
これらの頭痛の多くが偏頭痛と呼ばれるもので、頭の片側だけがズキズキと痛みます。
痛みの度合いは人によって異なりますが、酷くなると吐き気を催したりするようになったりちょっとした光や音が気になってしまうようになったりします。
雨が原因の頭痛は何か対策したりできないの?
頭痛が起こる前に何かするのは難しいかもしれません。
いきなり雨が降ってくることもあるので雨が降る前にできる対策というのは難しいですが、起きてしまった頭痛の症状をできるだけ早く改善する対策方法はあるのでそれを試してみてください。
■頭痛が起きてしまった時はなるべく静かで暗い場所で横になってみる
雨で起こる偏頭痛は光や音といったものもよくありません。
音や光といったものでも血管が拡張され刺激になるので、頭が痛いと思ったらテレビを消したり部屋の照明を暗くしたりしてゆっくり横になってみてください。
無理に体を動かしたりすると吐き気などに繋がるので安静にすることが大切です。
■コーヒーを飲んでみる
コーヒーは偏頭痛の原因だから飲まない方が良いと言われていますが、頭痛が起きてから飲む場合は良い効果を期待することができます。
コーヒーには血管収縮作用というものがあります。
広がってしまった血管を抑える働きがあるので雨の時に頭が痛くなった時は是非飲んでみてください。
■痛みの出ている部分を冷やす
痛みの出ている所を冷やすことで効果的に偏頭痛の痛みを和らげることができるようになります。
とくに「浅側頭動脈」という部分を冷やすと血管が縮まり痛みを緩和させられると言われているので試してみると良いですよ。
浅側頭動脈を冷やす場合は首、こめかみといった部分に氷水などをあてると効果的です。
雨で頭痛が起きた時の治し方
偏頭痛は上で紹介した方法で効果的に治すことができます。
どれも簡単にできますし、コーヒーなどの飲み物であれば気分も落ち着いてくるので試しやすいのではないでしょうか?
コーヒーが飲めな場合は緑茶などのお茶でも構いません。
カフェインが含まれている飲み物を飲むことで血管の拡張を防げるようになるので涼茶でも構いませんよ。
また、普段から栄養のある食べ物をバランスよく食べることも大切です。
好きな物を好きなだけ食べたいという人も多いですが、頭痛に悩まされることが多いのであれば普段から偏頭痛などに効果的な食べ物を食べておくと予防になったりするのでおすすめです。
偏頭痛に効果的な栄養は
・マグネシウム
・ビタミンB2
・トリプトファン
といったものです。
マグネシウムは脳血管の緊張を和らげる効果があるので普段から摂取するようにすると、頭痛を予防したり痛みが起きても軽くしてくれたりします。
ビタミンB2はセロトニンを体内で放出するようにしてくれる効果があります。
きちんと放出されるようになれば痛みを鎮静させたり心を落ち着かせてくれるような効果を期待できるので頭痛の時にも効果的です。
トリプトファンもビタミンB2と同じ働きをします。
これらの栄養素はアーモンド、魚介類、大豆製品、乳製品、うなぎ、レバー、黄身などに含まれているので積極的に食べてみてくださいね。