お盆飾りの飾り方は?いつ頃に飾る?なす・きゅうりの意味とは?
地域によっては7月、または8月になるとお盆がありますよね。
お盆には実家に帰ってお墓参りをしたり実家でゆっくり過ごすという人も多いのではないでしょうか?
お盆の時期は亡くなった先祖の霊が家に戻ってくる時期でもあるので、思い出話などをしながら過ごすのもいいかと思います。
ただ、お盆はお墓参りに行ったり迎え火や送り火をすればいいというものではありません。
最近ではやらなくなった人も多いですが、お盆飾りといったものもあるので、知らない人はどんなものか調べてみるといいですよ。
お盆飾りの飾り方って?
お盆の時期になるとホームセンターなどでとっても綺麗な提灯などが売られたりするようになります。
かなり目立つのでお店で見たことがあるという人も多いと思います。
この提灯などは先祖を供養して祀るという意味があるので単にきれいだから飾るわけではないんですよ?
飾り方については文字で説明するよりも動画を見た方が分かりやすいかと思います。
飾られている物一つ一つに意味があり役目も違います。
その意味を知りながら飾るのとそうではないのとでは考え方も変わってくるので覚えてみてくださいね。
お盆飾りはいつ頃から飾るもの?
お盆飾りは前もって飾っておいた方が良いと思ったりすることもあるかと思いますが、そこまで急ぐ必要はありません。
1週間蔵前から準備したりちょっとだけ飾りつけをする必要はありますが、本格的な飾りつけは迎え日の午前中に行います。
【一週間前】
・盆棚を組み立てる
・盆棚の飾りつけに必要なものを確認、または準備
・お墓の清掃、周りの草刈り
この時に親戚などから提灯などが届いた場合は組み立てて飾りつけをしておきます。
【前日】
前日はお墓参りの時に持って行くお花やろうそく、線香、お供え物などを用意し揃えておきます。
【迎え日の午前】
仏壇にある故人の位牌を盆棚に移して百味五果のお供え物やナス・きゅうりの牛馬、ご霊膳などを飾り付けていきます。
1日で一気に飾っていくのではなくお墓参りの準備などもしながら少しずつ飾りつけをしていくようですね。
お盆飾りになすときゅうりがあるのはなんで?
お盆になるとよく見るのが割りばしが刺さったなすときゅうりです。
姿形が面白くちょっと可愛らしかったりしますが、これは何のためにあるのでしょうか?
なすときゅうりの牛馬は精霊馬と呼ばれており、なすは牛、きゅうりは馬の飾りになっています。
お盆になるとご先祖様の魂がこの精霊馬に乗って家に帰ってくるという意味があるんですね。
でもわざわざ2つ作る必要はないんじゃない?と思ったりしませんか?
実はこれにも意味があるんですよ。
【行きは早く、帰りはゆっくり】
家に帰って来る時は少しでも早く家に着くようにきゅうりの馬に乗って帰ってきてもらい、帰りはゆっくり周りを眺めながら帰ってもらうためになすの牛があるんです。
なすの牛だけだと帰ってくるのが遅くなってしまいますし、きゅうりの馬だと景色などを楽しむ暇もなく帰ってしまいます。
なので家に戻って来る時は早く、帰ってしまう時は少しでもゆっくり帰ってもらうために牛と馬がいるんです。
お盆飾りセットというものが売られているの?
お盆飾りをやってみようと思っても初めてだとどんなものを用意したらいいのか分かりませんよね。
慌てて用意するのを忘れてしまった、なんてことにもなりかねません。
そんな時に便利なのがお盆飾りセットというものです。
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お盆飾りに必要なものがある程度セットになって売られているから用意するのも簡単だし飾り付けもそこまで難しくありません。
全てがセットになっているわけではありませんが、忘れてしまいそうなものがきちんと揃えられているから初めての人でも安心です。
値段もそこまで高くはないので見てみると良いですよ。
お盆飾りセットは通販でも購入できます。
ただ、サイトなどによって値段が異なるので質や値段を見てよく相談しながらどれにするかきめるようにしましょう。
まとめ
お盆飾りは飾ったらそこで終わりというわけではありません。
お盆が終わったら片付けもあります。
いつ頃片付ければ良いのかなども一緒に調べておくと後であたふたすることが無くなるかと思いますよ。