エコノミークラス症候群の症状は?ふくらはぎを揉むと予防になる?
この世にはいろいろな病気や症状といったものがあります。
中にはそこまで心配する必要のないものもありますが、油断していると命に関わるような症状というものもあるので十分注意するようにしてください。
注意すべき病気というのが「エコノミークラス症候群」です。
今ではよく聞くようになった名称かと思いますが、まだそこまで注意すべきものだとは思っていない人が多くいます。
ですが、エコノミークラス症候群は放置していたりすると死亡する可能性もある怖いものなので気を付けないといけませんよ。
エコノミークラス症候群の症状ってどんなものがあるの?
【エコノミークラス症候群の初期症状】
エコノミークラス症候群の初期症状として挙げられているのは片足だけに感じるしびれやそこまで強くはない痛み、そしてむくみといったものです。
この状態の時はまだ、血流が悪くなっているけれど血栓はできていないことが多いです。
なのでこの時点で改善できるようにしていきましょう。
【その他の症状】
初期症状ではなくある程度進行した時に現れる症状としては、静脈に血栓ができてしまったり胸の痛み、息苦しさといったものを感じることもあります。
また、呼吸困難に陥ることもあるので自分自身はもちろんですが、家族の様子などにも気を付けてあげるようにした方がいいですよ。
胸の痛みなどを感じた場合はすぐにでも病院に行かないといけない状態ですので、少しでもおかしいと思ったらすぐに病院に行くようにしてください。
命に関わるものですので後回しにしたりせず、長時間同じ姿勢でいた後に体調が悪くなったら注意するようにしましょう。
エコノミークラス症候群はふくらはぎに痛みを感じることも?
飛行機や車などの乗り物に乗っている時やデスクワークで何時間もずっと同じ姿勢でいる時などはエコノミークラス症候群になりやすいです。
自分では気が付きにくいので対処が難しかったりしますが、もしふくらはぎに痛みを感じたりした場合は足を軽く上げたり下げたりして動かすようにしてみてください。
長時間同じ姿勢で座っているとどうしても下半身の血流が悪くなってしまいます。
本人ですら気が付かないこともあるのですが、ずっと座りっぱなしだと思ったら少し歩くようにしたり、その場で足をパタパタ動かすようにするといいですよ。
また、ふくらはぎに痛みは感じなくてもむくんでいるような感じがした場合などは定期的にふくらはぎを揉むようにしてみましょう。
ふくらはぎをマッサージしたり足を動かすことで血流を良くすることができます。
滞っていた血液の循環が良くなるので自然とエコノミークラス症候群になるのを回避できたりするんですよ。
エコノミークラス症候群にとってふくらはぎというのはとても重要な部分になっているようですので、痛みやむくみはないか、ある場合は揉んだり足を動かしたりして解消していくようにしてみてください。
エコノミークラス症候群を予防する方法ってあるの?
エコノミークラス症候群はただ座っているだけで起こる可能性のあるものです。
そんなものを予防することはできないのでは?と思っていたりするかもしれませんが、予防方法はいくつかあるんですよ。
【定期的に足を動かす】
上でも書いていますが、ずっと座りっ放しの状態を続けていると症状が現れる場合があるので、定期的に足を動かすようにすれば予防になるんです。
1時間~2時間おきに歩いたり、座った状態で足を軽く上げてパタパタしたり、足首を動かすというのもいいですね。
むくみを感じているようであれば揉んで解消してあげましょう。
定期的に足を動かすことで血流改善できるので飛行機などで移動中はもちろん、仕事の時にも気を付けてみてください。
【こまめな水分補給をする】
水分も飲まずにずっと座り続けていると水分が不足してしまいます。
そうすると血液はどんどんドロドロになり血栓が出来やすい状態になってしまうのです。
血栓はエコノミークラス症候群だけではなく脳梗塞や心停止などの怖い病気の原因にもなっているので十分注意するようにしましょう。
ドロドロの血液をサラサラにしたいのであればこまめな水分補給が大切です。
少しずつでいいので水分を補給すると血液のドロドロを解消できるようになります。
ただ、ここで注意点!
アルコールやコーヒー、お茶などの飲み物は利尿作用があり、今よりもさらに水分量が少なくなってしまいます。
ですので、飲むのであればそれ以外の飲み物にしてくださいね。