あさりの砂抜きは時短できる?開かない場合や保存方法は?
あさりはいろいろな料理に使えるしとっても美味しいから大好きだという人も多いかと思いますが、ちょっと面倒なのが砂抜きです。
砂抜きをする時は何時間も塩水に浸して放置しないといけないので食べたいと思った時にすぐ食べられなかったりします。
ですが、これから紹介する方法を使えば砂抜きにかかる時間を短くすることができますよ。
あさりの砂抜きは時短できる?
あさりの砂抜きをしようとするとまず塩水を作らないといけません。
よく言われているのは海水と同じくらいの塩分濃度です。
海水と同じくらいの塩水を作ったらあさりの入ったバットなどに入れてひたすら放置します。
ただ放置していればいいだけだけど何時間もかかるし、時間をかけて砂抜きしたはずなのに食べてみるとジャリっという嫌な音がしてくることもあるから頑張っても満足できないことがあります。
そんな時はこの方法がおすすめですよ。
【ぬるま湯だけで時短できる】
使うのはぬるま湯だけなんです。
温度は50度で構いません。
ぬるま湯が用意できたらまずはそのぬるま湯を使って貝を洗っていきます。
殻同士をこすり合わせるような感じで洗ったら貝を置いたバットにぬるま湯を入れていきます。
後はそのまま5分放置するだけで完了です!
たったの5分だけですが、だんだんぬるま湯が濁ってきますし砂抜きもできています。
砂抜きをする時はボウルの中に入れるのも良いですが、バットのような平たいものにあさりを重ならないようにして置いてぬるま湯を入れると下の方にいるあさりが砂を吸い込んでしまうことを防げます。
また、5分だと心配だったり時間に余裕があるのであれば15分ほど放置するとしっかり砂抜きができます。
今までなん時間もかかっていたのが数分や10何分でできるようになるのですからありがたいですよね。
砂抜きであさりが開かない時はどうしたらいいの?
あさりの砂抜きをすると元気なあさりはしっかり口を開けてそこから水管を出し、砂を吐き出したりするようになります。
十分砂を吐き出せればジャリジャリした食感になることが無いのですが、たまに口が閉じたままのあさりがいることもありますよね。
そんな時はどうしたらいいのでしょうか?
【砂抜きの方法は間違っていないかを確認する】
口が閉じたままの原因は2つあります。
1つ目は砂抜きの方法が間違っている可能性があることです。
・水の温度
砂抜きをする時はこういったことに気を付けながらやる必要があります。
時短の方法でやらないのであれば水の温度は大体20度程度が適温とされています。
・塩分濃度
塩分濃度は海水に近い塩水を作るようにするとしっかり砂抜きができます。
1リットルのお水を使うのであれば塩は30g~35gくらいがいいですね。
ただ、塩水を作る時は舐めてみた時にちょっとしょっぱいかなと思うくらいの濃度でも問題ないそうなので、そこまでしっかり量を守らなくても大体で良いかと思います。
・置いておく場所
置いておく場所は明るい所ではなく暗い所に置いておくようにします。
あさりは夜行性なので明るい場所に置いておくとしっかり口を開けて砂抜きをしてくれなくなります。
なので砂抜きをする時は暗い場所に置いておくか、新聞紙などでバットを包んだ状態にしておくと良いでしょう。
冷蔵庫に入れてしまうと水温が低くなるので冷蔵庫に入れないようにしてくださいね。
・水の量
水の量はそこまで多くなくても構いません。
しっかり塩水に浸かるくらいではなく、頭が少し隠れる程度だったり頭が塩水からちょっとだけ出ている状態で十分です。
こんな感じで砂抜きをすればあさりもしっかり口を開けて砂抜きをしてくれるのですが、それでも口を開かない場合は原因その2の可能性があります。
あさりが口を開かない原因2つ目は「すでに死んでしまっている」です。
きちんとした方法で砂抜きをしたのに口を開いてくれない場合はすでに死んでしまっている可能性があります。
半開きの状態だったり他の貝と比べて軽い場合は死んでいるので料理に使わないようにしましょう。
砂抜きしたあさりの保存の仕方は?
砂抜きしたあさりの保存方法は冷蔵庫での保存と冷凍庫での保存の2種類あります。
一つずつ紹介していくので参考にしてみてください。
■冷蔵庫での保存方法
砂抜きをした後はそのまま冷蔵庫に入れるのではなく、一度濡らした新聞紙の上にあさりを置いて包んでからビニール袋などの袋に入れて冷蔵庫で保存してください。
冷蔵庫で保存をする時は3日以内に食べるようにした方がいいですよ。
■冷凍庫での保存方法
冷凍庫で保存する時はまず、バットにあさりを並べた状態で一度凍らせておきます。
凍ったらあさりを袋に入れて再び冷凍庫にしまえば完了です。
冷凍庫の場合はそれなりに長く保存できますが、それでも1ヶ月以内に食べるようにした方が良いかと思います。
【時短で砂抜きしたものはその日のうちに】
2つの保存方法は普通に砂抜きをした時の保存の仕方です。
時短で砂抜きをしたあさりは日持ちしないので、その日のうちに食べるようにしてください。
時短で砂抜きをする場合は食事で食べる分だけにして、他のあさりは普通に砂抜きをするなど方法を変えてやるようにすると最後まで美味しくあさりを食べることができるようになりますよ。