手汗がひどい病気や原因は何?すぐ止める方法はある?
手汗というのは多くの人が経験したことがあると思います。
緊張している時だったり、暑くてじわっと汗をかいてしまったりなどいろいろな理由で手汗をかきますが、その量ってそこまで多くないですよね。
ですが中には尋常じゃないくらい手汗が出てきて困っているという人もいるんです。
なので、今回はどうして人よりも手汗をかいてしまうのかということを紹介していこうと思います。
手汗がひどいのはなにかの病気だったりする?
そこまで手汗をかくような場面じゃないのにじわっと汗が出てきたり滴り落ちるくらい汗が出てきたりすることがあるという人もいます。
人より何倍もの手汗をかくと病気なのかと心配になってしまうかと思いますが、本当にそうなのでしょうか?
■手掌多汗症の疑い
人よりもたくさんの汗をかいてしまう「多汗症」の中でも特定の部分だけたくさん汗をかいてしまうことを「局所性多汗症」と呼びます。
その局所性多汗症の中でも手のひらだけに現れる症状を「手掌多汗症」と呼ぶのです。
ちょっとややこしい感じになってしまいましたが要は手だけたくさん汗をかいてしまう手掌多汗症の疑いがあるということですね。
■手掌多汗症の症状
緊張したり驚いた時などは多くの人が汗をかいてしまうかと思いますが、手掌多汗症の場合はリラックスをしている時でもじんわり手汗をかいていることが多くあります。
また、緊張した時などは症状の度合いによっても変わりますが、滴り落ちるくらい汗をかいてしまったりするのでそれに悩まされている人がたくさんいます。
手掌多汗症はただ人より汗をかく機会が多いというだけではなく、汗の量もかなり多いので精神的にも参ってしまう病気と言えるのではないでしょうか?
手汗がひどい原因ってなに?
先ほど手汗がひどい原因として病気の可能性を挙げましたが、これは原因の一つでこの他にも原因となりうるものがいくつかあります。
ですので、すぐに病気と決めつけずにどんな原因があるのか、何か当てはまることは無いかを見てみてください。
1.肥満
肥満の人は汗っかきというイメージがあるという人もいると思いますが、あながちあながち間違いではないようです。
肥満ということは体にたくさんの脂肪が蓄えられている状態になっています。
すると、体の中で作られた熱を上手く外に発散させることができなくなってしまうため、大量の汗をかいて自分の体温を上手く調節しようとしてしまうんですね。
2.精神的要因
汗というのは交感神経が刺激された時などにかきます。
例えば緊張や焦り、不安などいろいろな精神的ストレスが原因で交感神経が刺激されると手汗などをかきやすくなってしまうのです。
汗をかかないように、と意識し過ぎるとかえってそれがストレスになり余計に汗をかいてしまうようになることもあります。
3.生活習慣の乱れ
たばこのニコチンやコーヒーのカフェインなどが原因で発汗に繋がることもありますし、熱いもの、辛いものばかりを食べ過ぎると大量の汗をかいてしまったりします。
熱いものだったり辛いものを食べ過ぎで多汗症になることを「味覚性多汗症」と言うようですよ。
加減をすればいいのですが、食べ過ぎたり飲み過ぎ、吸い過ぎると影響が出てくようですので十分注意してくださいね。
4.ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れてしまうと、同時に自律神経も乱れてしまうためそれが原因で多汗症に繋がってしまうことがあるのです。
女性は月経や妊娠、更年期障害などでホルモンバランスを崩すことがあるので注意してください。
最近では男性でも更年期障害に陥ることがあるので十分気を付けるようにしましょう。
手汗がひどい!すぐ止める方法はないの?
■手のひら用の制汗剤を使う
精神的なものなどすぐに根本的な解決ができない場合はこういったものを使うのもアリです。
制汗剤を見てみると手のひら専用の制汗剤といったものも売られているようですので、そういったものを上手く利用して手汗を気にせずに過ごせるようにしてみてください。
■ミョウバンを制汗剤として使う
手のひら専用の制汗剤が見当たらない場合は焼きミョウバンなどを使うと簡単に制汗剤が作れますよ。
水500mlに対して焼きミョウバンを17g入れ、よく混ぜ合わせたら濁りが無くなるまで2,3日放置して完成です。
かなり簡単に作れるし、ミョウバンはスーパーで買うことができるので手軽に試せるかと思います。
手掌多汗症などはすぐに治せるようなものではないかもしれませんが、こういったものを上手く利用していけば精神的にも楽になってくるし、少しずつ改善していけるようになるのではないでしょうか?