出初式とは?梯子乗りの意味や東京消防庁の出初式について
出初式という言葉を聞いたことがあるという人は多くいると思います。
でもどういったものなのかはよくわからなかったりしますよね。
言葉自体は知っていてもどんなものかは知らないという人はたくさんいます。
なので、今回は出初式とはなんなのかということを紹介していきます!
お正月になるとよく聞く出初式とは?
【出初式】
新春行事のひとつとされているもので、消防関係者による仕事始めの行事です。
よくはしごを使って曲芸のようなものが行われていたりしますが、それのことですね。
毎年1月初旬に行われている行事で出初式の他には「消防出初式」とも呼ばれています。
現在では消防吏員や消防団員といった消防関係者が行っていて今でも全国各地で開催されています。
出初式というと先ほども少し書きましたが梯子を使っているイメージがあります。
ですが、この他にも一斉放水や避難救助、消防演習、木遣り歌といったものや消防車や消防団のパレードといったものも見ることができます。
他にも消防団員、消防職員、消防功労者に対して表彰が行われることもありますし地域によって独自の催し物があったりします。
実際に使われているはしご車や化学機動中隊ポンプ車などの展示が行われていることもあります。
実物を間近で見る機会はそうないので展示されているのであればいろいろ見てみるといいでしょう。
出初式は地域によって違いがあるので興味がある人はいくつか見てみると良いかもしれませんよ。
それとこの『出初式』という言葉は新年の季語にもなっているんです。
知っていましたか?
出初式で行われる梯子乗りの意味って?
出初式というと真っ先に長い梯子に乗った人を想像するかと思います。
見ているこっちがハラハラドキドキしてしまいますが、かなり高い所でいろいろな動きを見せてくれるその姿に感心させられたりしますよね。
■梯子乗りの意味
梯子の上でかなりアクロバティックな動きをして観客をハラハラドキドキさせるこの梯子乗りっていったいどんな意味があるのでしょうか?
火事が多く発生していた江戸時代では火事が発生した時に梯子を使って火災現場の方角を確認したり風向きの確認、建物の配置といったものを見ていました。
江戸時代の火消には梯子が欠かせないアイテムだったんですね。
この梯子は訓練にも使われていたり仕事前の準備運動としても使われていたそうです。
それが現在でも残り、出初式であのアクロバティックな梯子乗り行われるようになったのです。
テレビの映像や動画で見ているだけでもドキドキしてしまいますが、生で見ると迫力が全く違うので近くで行われていたりするのであれば是非生で見てみてください。
東京消防庁の出初め式はいつ行われているの?
東京消防庁では毎年新春恒例の出初式が行われています。
生で見てみたいと思っている人は是非行ってみてくださいね。
【開催日】
1月6日
【開催時間】
午前9時~午後2時
【開催場所】
東京ビックサイト
【内容】
・機動部隊分列行進
・はしごのり
・消防演技
・防火防災展示
などなど
【入場料】
無料
開催されている日や時間、場所などは大体同じですが、場合によっては変更になる可能性もあるのできちんと確認してから行くようにしてください。
時期が近づいてくると公式サイトでいろいろな情報が公開されるようになります。
分からないことは問い合わせるのもいいと思うので、当日に困ることが無いようにしておきましょう。
また、当日は混雑することが予想されます。
見学する時は立ち見になってしまう可能性もあるので座ってみたいという場合は、ギリギリに来るのではなく早めに会場に来ているようにした方がいいかもしれませんね。
まとめ
出初式のことを改めて考えてみるといろいろ分からないことが出てくると思います。
でも調べてみると新しい発見があったりさらに興味が湧いてきたりしますよね。
梯子乗り以外にも見ていて楽しくなるようなものがたくさんあるので、一度動画などでどんなものなのかを見てみるといいでしょう。
実際に見てみたいと思ったら少し遠出をしてみたり近くで行われているのであれば自分の住んでいる地域の出初式はどんなものなのか見てみてください。