車のしめ飾り 期間はいつまで?付け方や意味は?お正月のマナー
お正月が近づいてくるとしめ飾りを付けるという人もまだまだ多くいると思います。
一般的には玄関などに飾ると思いますが、車にしめ飾りを取り付けるという人もいますよね。
最近ではそこまで多く見かけることがなくなりましたが、以前は結構いました。
もし車に取り付けてみたいと思っているのであればいつまで取り付け方などを確認しておきましょう。
車のしめ飾りを飾る期間いつまで?
【飾る期間は松の内が終わる頃】
一般的にしめ飾りや門松といったものは25日から28日頃に飾ることが多いです。
29日だと「9」が「苦」となってしまい縁起が悪いですし「29」で「二重苦」となり、こちらも縁起が良くないです。
また、大晦日に飾ってしまうと「一夜飾り」になってしまい、神様に対してとても失礼な行為になってしまいます。
飾る期間は松の内が終わる頃までと言われていますね。
ただ飾る期間は関東と関西で差があります。
■関東:1月7日
■関西:1月15日
元々は1月15日までが松の内とされていましたが、鏡開きの日が1月11日なので鏡開き以降も門松などを飾っておくのはどうなのか、となり、関東地方は現在のような期間になりました。
車にしめ飾りを取り付ける時も同じ期間で問題ないでしょう。
車のしめ飾りの取り付け方は?
【バンパーやグリルに取りけるタイプ】
バンパーやグリルに取り付ける場合は針金だったりワイヤーで車体としめ飾りをしっかり固定するだけです。
ただ針金やワイヤーだと車体を傷付けてしまう恐れがあります。
あまり傷を付けたくないのであれば結束バンドや紐を使って取り付けると傷付きにくくなりますよ。
車体にしっかりしめ飾りを固定で来ていればそれでいいので特に難しくはありません。
【吸盤タイプ】
現在発売されている車はスマートなものが多いですよね。
場合によっては取り付けられるようなところがなかったりします。
そんな時は吸盤タイプがおすすめです。
吸盤タイプは車内に取り付けるタイプのしめ飾りになっています。
吸盤だからかなり簡単に取り付けられます。
車内に取り付ける吸盤タイプであれば万が一飾りが外れてしまっても周りに迷惑をかけることが無いので安心できます。
【ステッカータイプ】
そこそこの大きさのものをドンッと飾るのは恥ずかしかったり飾った後に処分に困ってしまうのであればステッカータイプがおすすめです。
ステッカーなら貼り付けるだけでとっても簡単だしそこまで処分にも困らないかと思います。
飾りが動いて車体を傷付けてしまうのが怖いという人にもぴったりだと思いますよ。
しめ飾りの取り付け方自体はとっても簡単ですし、車内に取り付けるタイプもあったりするので自分の好みに合わせて選んでみてください。
車にしめ飾りする意味は?
最近ではそこまで見かけることも無くなってきた車のしめ飾りですが、車にしめ飾りを付けるのにはどんな意味があるのでしょうか?
【安全祈願】
正月前にきちんとしめ飾りを付けて交通安全や無事故といった願いを込めていたようです。
運転している人だけではなく、車に一緒に乗っている人も事故などの危険から守ってもらえるようにという意味が込められているんですよ。
何となく飾っているという人もいたかと思いますが、こういった願いが込められていると知るとちょっと考え方が変わってくるかと思います。
【しめ飾りの本来の意味】
神社などにあるしめ縄は「この世と下界(俗世)と神様の宿る神聖な場所(神社)を隔てる結界」のような役割があります。
つまり、この世や下界にある災い・邪悪なものが神様のいる神聖な場所に入らないようにするといったいみがあるんですね。
お正月に飾るしめ飾りは家内を不幸・災いから守るためという意味や年神様を迎えるために飾っているんです。
こういったことから車の無事故や交通安全の願いといったものに繋がっているんですね。
まとめ
現在ではあまり見なくなったと言われている車のしめ飾りですが、あまり見なくなっただけで今でも毎年きちんと飾っている人はたくさんいます。
ちょっと気になっているのであればこの機会にやってみると良いかもしれませんよ。
車の外に飾るのは少し恥ずかしい、という時は車内に取り付けるとそこまで目立たなかったりするのでおすすめです。