年賀状が喪中に届いたらどうすればいい?ルールや返事の例文など
喪中はこちらから年賀状を送ることはありません。
ですが、場合によっては相手から年賀状を頂くこともあるかと思います。
喪中はがきを送っていない人から届いたりすることもあるのですが、こういった場合はどうしたらいいのか悩んでしまいますよね。
返事を出さないというのも失礼な気がしてしまいます。
また、意外と知らなかったことがあるので、この機会に調べておきましょう。
喪中に年賀状が届いたらどうすればいいの?
喪中に年賀状が届いたとしても返事を出してはいけないと思っている人が意外と多くいるかと思います。
確かに年賀状として返事を出すのはどうかと思いますが、別の方法であれば返事を出すことができますよ。
その方法とは「寒中見舞い」です。
喪中はがきを送った人以外から年賀状が届いてしまった時などに有効です。
喪中はがきを出せなかったり予想外の人から年賀状が届いた時は松の内(1月1日~7日)を過ぎてから節分(2月3日)までに送るようにしてみてください。
年賀状として送ることはできませんが寒中見舞いとしてならお返事を書くこともできるのでおすすめです。
ただし、「あけましておめでとうございます」などの言葉は使わないようにしてくださいね。
■喪中はがきを出していた場合
喪中はがきを出した方から年賀状が届いた場合はあらかじめこちらからはがきを出しているので改めてお知らせする必要はありません。
せっかくいただいたのに…、という時は寒中見舞いを出してしまっても問題はないですよ。
意外と知らない喪中ルール!年賀状は?
喪中に関するルールやマナーといったものはそこまで厳しいものではありません。
中には意外と知らなったことがあったりするので一度確認してみましょう!
◆喪中はがきを出す時期
喪中はがきはなるべく早く出した方がいい、というわけではありません。
早い所だと10月中旬ごろから出す人もいますが、12月上旬や中旬ごろに届けばいいのでそこまで焦る必要はないですよ。
多くの人が12月中旬すぎから年賀状の準備を始めます。
なので、準備を始める少し前くらいに届くようにするのがベストですね。
◆年賀状を頂いた時は
年賀状を頂いた時は年賀状でお返事を出すのではなく、松の内を過ぎてから節分までの間に寒中見舞いを送るようにします。
年賀状に対するお礼を書くのは問題ありませんが、めでたい言葉を使うのは避けるようにしてください。
個人宛てに年賀状が届いた時も同じ対応で問題ありません。
【喪中はがきは年賀状を送らないで!という意味ではない】
喪中はがきは何となく「喪中だから年賀状は控えてくれると嬉しいな」という意味があるのでは、と思っている人が多いかと思います。
ですが、実際は「喪中だからこちらから年賀状を送ることはできません。新年の挨拶ができなくてごめんなさい」という意味があります。
なので、相手に対して「年賀状を送らないで!」という意味ではないんですね。
ただ、喪中の相手に送っても問題はないですが、その分書き方には気を付けた方がいいでしょう。
喪中時の年賀状に対する返事の例文
◆例文1
寒中見舞い申し上げます
喪中のため、年頭のご挨拶を遠慮させていただきました
本年も何卒よろしくお願い申し上げます
◆例文2
寒中お伺い申し上げます
このたびは年頭のご挨拶ありがとうございました
昨年○○年○月○日に【続柄】【故人の名前】が他界し、服喪中のため年末年始のご挨拶は差し控えさせていただきました
ご通知が遅れ、年を越してしまいました非礼をお許しください
本年もご厚誼のほどよろしくお願い申し上げます
「お年賀」などの言葉を使っても問題はないようですが、気になるようであれば別の言葉に変えて書くようにすると良いでしょう。
また、寒中見舞いはイラストが描かれていても問題はありません。
ただ、干支だったり日の出やお正月を連想させるようなイラストは避けるようにしてください。
花や草木、家で飼っている愛犬・愛猫などの写真を入れることは何の問題もないので、文字だけでは寂しいという時は入れてみるといいかもしれませんね。
言葉やイラストなどに少し注意すればそこまであれこれ気にする必要はないので、例文を参考にしながら書いてみてください。