喪中の年賀状と初詣がダメな理由は?喪中はがきの範囲は何親等まで?
喪中は年賀状を出さないようにするなどいろいろとマナーがあったりしますよね。
喪中はがきを書いたりもしますが、具体的には何親等まで年賀状を控えた方が良いのか、初詣などは行ってもいいのかなど分からないことがいくつかあると思います。
意外と知らなかったことがあったりするのでこの機会にちょっとだけですが調べてみましたよ!
喪中の年賀状と初詣は控えるべき?
喪中の場合でも年賀状を受け取ることはできます。
なので、喪中はがきが遅れてしまって相手から年賀状を頂いても特に問題はありません。
ですが、こちらから年賀状を出すということは控えるようにしてください。
喪中はがきを出したというのに年賀状を出したりしていては何のために喪中はがきを出したのか意味が分からなくなってしまいます。
【年賀状の返事などを出したい時は寒中見舞いで】
せっかく年賀状をくれたのに返事を出さないのは嫌だ、年賀状は出せなくても違う形で何か出したいと思っているのであれば寒中見舞いとして出すようにするといいでしょう。
寒中見舞いは1月1日~7日の松の内を過ぎてから2月3日の節分までに出すようにしてください。
また、寒中見舞いであってもめでたい言葉を使うのは避けてくださいね。
■喪中の初詣について
喪中の場合、お寺は問題ありませんが、神社への初詣は避けるべきと言われています。
また、鳥居もくぐってはいけないと言われているので喪中なのであれば初詣は避けた方がいいです。
喪中に神社への初詣に行くのはダメな理由って?
上でも少し書きましたが、お寺なら問題ないけれど神社への初詣は忌明けまで待つ必要があります。
お寺は良いのになぜ神社はダメなのでしょうか?
それには「死」に対する考え方に違いがあるからなんです。
■神社の場合
神社の場合「死」は穢れと考えています。
神様は穢れというものを嫌っているため鳥居をくぐることも許されません。
鳥居というのは神聖な場所ですからね。
なので喪中の場合、神社への初詣は避けるべきとされているのです。
忌明け後であれば神社への参拝も可能となります。
■お寺の場合
お寺の場合は「死」を穢れと考えることもしませんし、そもそも忌中だったり喪中という考えもないので参拝はもちろんのこと、初詣に行っても問題ないのです。
考え方がそもそも違うので、特にこだわりが無いのであればお寺へ初詣に行くといいかもしれませんよ。
ただ、その地域の神社によって考え方だったり習わし、宗派といったものには違いがあるので、気になるのであれば一度問い合わせてみるといいでしょう。
喪中はがきを出す範囲は何親等まで?年賀状は?
喪中はがきは身内なら誰が亡くなっても出さないといけないのか?って思ったことはありませんか?
そもそもこの喪中はがきはどのくらいの範囲までは対象なのかよくわかりませんよね。
【喪中はがきは2親等までが対象範囲だけど…】
一般的に喪中はがきは自分から見て2親等以内の時に出すことが多いです。
親等がよくわからない場合は↓を参考にしてみてください。
0親等:夫・妻
1親等:父母、子供、配偶者の父母、子供の配偶者
2親等:(自分の)兄弟・姉妹、兄弟または姉妹の配偶者、孫、祖父母
(配偶者の)兄弟・姉妹、兄弟または姉妹の配偶者、祖父母
3親等:曽祖父母、曽孫、叔父、叔母、伯父、伯母、甥、姪
2親等以外にも同居しているかしていないかで決めることもあるようです。
ただ、重要となるのは本人の気持ちです。
例え一緒に生活していなかったとしても小さい頃から可愛がってもらっていたりお世話になっていたり、自分にとってとても大切な人だという場合は一緒に住んでいるかは関係ありません。
自分の気持ちを最優先にしてどうするかを決めていくようにしましょう。
また、喪中はがきを出すべきなのか、それとも出さなくていいのか迷った時は年長者に相談するのが一番です。
こういった経験はしたことがあると思うので、迷ったら相談してみてください。
喪中はがきは毎年年賀状を送ってくれる人や年賀状を出したい人、新年の挨拶をしたかったという人に送るようにすれば問題ありません。
思いつく限り全員に送る必要はないので、毎年年賀状をやり取りしていた人に送っておけば間違いは無いかと思います。