子供のインフルエンザ予防接種の時期や料金は?1回だけで効果はある?
秋や冬といった時期になるとインフルエンザが流行してくるようになります。
大人ももちろんですが、幼児や子供も感染する恐れがあるのできちんと予防していく必要があります。
うがい・手洗いの他に予防接種をしておくとさらに感染確率を低くすることができるので、検討してみてはいかがでしょうか?
インフルエンザの予防接種を子供に受けさせる時期って?
【抗体ができ始めるまで2週間ほどかかる】
インフルエンザの予防接種は流行してからでは少し遅いです。
なぜなら予防接種をした瞬間から効果が発動されるわけではないからです。
インフルエンザの予防接種は注射をしてから早い人だと1週間、一般的には2週間くらい経たないと体の中に抗体が作られません。
そのため、流行してから予防接種をしても抗体ができる前に感染してしまう可能性があります。
予防する確率を少しでも下げたいのであれば、2週間くらい前に受けさせておいた方がいいですね。
【予防接種は10月後半~11月上旬頃】
予防接種を受けさせようと思っているのであれば10月後半~11月上旬頃がいいかと思います。
子供の場合、インフルエンザの予防接種は2回行うことを推奨しています。
なので、1回目をこの時期に行い、2回目を11月中旬~上旬に行うようにすると丁度いい具合に抗体ができ、ピークとなる時期もしっかりと守ってくれるようになりますよ。
ただし、ここで言う「子供」というのは3歳以上13歳未満の子のことを言います。
13歳以上の子は大人扱いとなりますので十分注意してくださいね。
子供に受けさせるインフルエンザ予防接種の料金はいくらくらい?
【料金は3,000円~4,000円程度】
大人も子供もあまり料金は変わりません。
ただ子供は2回の予防接種を推奨していますよね。
それなら2回受けると6,000~7,000円になってしまうのか?と疑問に思うかもしれませんが、そういうわけではありません。
その病院によって変わってきますが、子供の場合は1回目が3,000円程度で2回目は無料で受けられたり2回目の料金が安くなったりします。
なので大人の2倍の料金がかかってしまうのではなく、大人と同じくらいの料金で受けさせることができるんです。
また、住んでいる地域によっては子供や高齢者の場合、補助金が受けられることもあります。
どちらの場合であっても病院や市区町村によって変わってくるので気になる場合はきちんと確認してから受けさせようにするといいですよ。
子供のインフルエンザ予防接種は1回だけじゃダメ?
大人の場合は1回の予防接種で十分ですが、子供の場合は2回の予防接種を推奨していますよね。
なぜわざわざ2回も受けさせる必要があるのでしょうか?
【子供は抗体がつきにくいから】
大人は1回の予防接種で十分な抗体が作られるようになるので1度で十分です。
しかし、大人と子供の1回のワクチン量は0.5mlと同じ量なのですが、大人に比べて子供は抗体がつきにくいため、2回接種をして十分な抗体をつけているのです。
3歳以上13歳未満の子供の場合はこれが理由ですが、3歳未満の幼児の場合は2回接種しないと1回分のワクチン量になりません。
【去年予防接種をしたかでも変わる】
今年初めて予防接種をする場合は2回を推奨されたりしますが、去年受けたことがある場合は1回でも良いと判断されることがあります。
小児科によって対応の仕方は変わってきますが「何度も受けさせるのはちょっと…」と思っているのであれば去年予防接種をしたということをきちんと伝えてみてください。
子供のインフルエンザ予防接種は本当に効果がある?
インフルエンザの予防接種をさせるかさせないかで悩んでいる人の中には本当に効果があるのか疑問に思っている人も多いかと思います。
予防するためのワクチンなのでしていない子に比べると感染率はある程度下がります。
ただ、インフルエンザワクチンの有効率は20%~30%とされています。
予防接種をしていない子に比べると感染しにくくはなっていますが、絶対に感染しないという保証はないのできちんと検討してからの方が良いかもしれません。
インフルエンザに感染することで強い免疫をつけることができるとも言われています。
ただ、受験生がインフルエンザにかかってしまうと大切な試験が受けられなくなってしまう可能性もあります。
強い免疫を付けるということも大切ですが、受験生のお子さんをお持ちなのであれば少しでも感染率を下げるために念のために予防接種を受けさせておくといいかもしれません。