アレルギー性鼻炎の子供の治療や原因 体質改善には食べ物が重要?
大人もそうですが、子供もアレルギー性鼻炎に悩まされる場合があります。
症状の出方には個人差がありますが、見ている方も辛くなるくらい酷くなることもあるのでどうにかしてあげたいですよね。
少しでも症状を軽くするためにどんなことが原因になっているのか、どうすれば症状を軽くすることができるのかなどを調べてみましょう。
子供がアレルギー性鼻炎になったらどんな治療をするの?
アレルギー性鼻炎の治療方法は薬物療法、原因となっている抗原の除去、回避、特異的免疫療法、手術といったものです。
これらの治療方法は症状の度合いや原因になっている抗原の種類、そして生活の仕方などによって適切な物を選んでいきます。
【薬物療法】
内服薬や点鼻薬といったものを利用して症状を改善する方法です。
点鼻薬は鼻の中に薬をスプレーしたりするのですが、苦手な子もたくさんいるので点鼻薬にするか内服薬にするか選ぶようにしたり、親が手本を見せて少しずつ慣れさせていくようにしてください。
【抗原の除去・回避】
原因になっている抗原を除去したり、抗原のある所へ行かないようにする方法です。
ハウスダストの場合はこまめに洗うようにしたり抗ダニ作用のあるカバーを使うなどの方法があります。
花粉の場合は多く飛散する日や時間帯には外出しないようにしたり、マスクや花粉対策のメガネをかけたりします。
その原因によって治療の仕方は全く異なります。
あまりにもひどい場合などは手術という選択肢もありますが、これは本当の最後の頼みとして残しておくようにしてください。
子供がアレルギー性鼻炎になる原因ってなに?
アレルギー性鼻炎という病気は知っているけれど何が原因になっているのか知らないという人はたくさんいると思います。
アレルギー性鼻炎の原因となっている物質は「抗原」と呼ばれています。
この抗原が体の中に入ると抗原に対抗するために「抗体(IgE抗体)」と呼ばれる物質を作り出し抗原に対して攻撃を行うようになります。
これは免疫と呼ばれるもので私たちの体を悪いものから守ってくれる役割があります。
とてもありがたいものなのですが、抗体を作り過ぎてしまうと過剰反応となり、抗原を排除するためにくしゃみや鼻水といった症状が出るようになるのです。
抗体ができたらすぐに症状が現れるのではなく、抗原と繰り返し接触をすると体内にIgE抗体が蓄積されます。
蓄積されたIgE抗体が一定の量を超えた時に初めてアレルギー性鼻炎の症状が現れるようになります。
子供の体質改善をすればアレルギー性鼻炎の症状は緩和される?
大人も子供も体質改善を目指していくと症状が消えることは無くても以前より症状が緩和されたりします。
少しでも症状を和らげて過ごしやすくしてあげたいと思うのであれば日頃の生活の仕方に気を付けてあげてみてください。
体質改善におすすめの方法は
・適度な運動
・バランスの取れた食事
・十分な睡眠
・入浴
などです。
中にはちょっと難しいものもありますが、基本的にはそこまで難しくないので是非子供だけではなく親も一緒に取り組んでみましょう。
最近は外ではなく家の中でゲームをしたりして遊ぶ子が増えてきました。
運動というのは健康的な体作りの基本でもあります。
ですので、子供同士外で遊ばせるようにしたり、休日は家族でお出かけをして体を思いっきり動かすようにしてみてください。
また、お風呂にきちんと入ることで免疫力をアップさせることもできると言われています。
湯船に浸かる時は設定温度を38度~40度程度にして15分~20分浸かるようにしましょう。
こうすることで体の芯から温まることができますし、湯気のおかげで目や喉、鼻が潤ってきます。
難しい方法ではないので是非試してみてくださいね。
アレルギー性鼻炎の子供に食べさせたい食べ物とは?
・ねぎ
・ヨーグルト
・しょうが
・青魚
・トマト
・納豆
・シソ
などなどたくさんの食べ物があります。
納豆には腸内環境を整えてくれる効果がありますし、トマトの皮には強い抗酸化作用があるのでアレルギーを抑えてくれる効果があると言われています。
ただし、トマトは加熱してからの方がいいようですので、生ではなく加熱したトマトを食べるようにしましょう。
アジ、イワシなどの青魚にはアレルギー症状を起こしにくくするDHA、EPAといったものが含まれています。
このようにアレルギー性鼻炎に聞くとされている食べ物はたくさんあるので、こういったものも積極的に食べさせて少しでも症状が軽くなるように親子で頑張ってみてください。