子宮頸がんの検診は痛い?方法や出血するかなどの疑問について
女性特有の病気というものはいくつかありますが、その中でも注意したいのが子宮頸がんです。
子宮頸がんの発症率は1%未満とかなり低いのですが、発症しないわけではありませんし気付いた時にはかなり進行してしまっていることがある怖い病気です。
初期の段階ではなかなか気付きにくい病気ですのできちんと検診をして万が一の時もすぐに対応できるようにしておきましょう。
子宮頸がん検診って痛い?
【痛さには個人差がある】
子宮頸がん検診を経験したことがある人の中には痛かったと感じる人もいれば全く痛くなかったという人もいます。
こんなにも差が出る理由には細胞を採取する時に使われるクスコという道具にあるようです。
子宮頸がん検診の時は子宮頸部から細胞を取ります。
細胞を取るためにはまず膣を開く必要があります。
その時に使われるのがクスコです。
クスコを膣内に挿入し採取しやすいように開いていくのですが、この時体に力が入っていると痛みを感じることがあるのです。
検診の時はどうしても緊張してしまい力を抜くことができなかったりしますが、そういう時は深呼吸をしたりして体の力を抜いていくようにしてみてください。
また、男性経験が無い人が一番大きな器具を使ってしまうと痛いと感じることがあります。
なので、男性経験が無い場合はそのことをきちんと医師、または看護師に伝えて一番小さなものを使ってもらうようにしましょう。
【炎症などがあると痛みを感じることも】
クスコなども無駄に力を入れていなければそこまで痛みを感じることは無いと言われていますが、膣内に炎症、びらんといったものがある場合は痛みを感じることがあるようです。
また、妊娠中の場合も痛みを感じることがあるので注意してください。
子宮頸がん検診の検査方法どういうものなの?
【問診】
子宮頸がん検診の時にも問診が行われます。
問診では自覚症状があるか、生理は普段どんな感じなのか、おりものの状態はどうかなどを聞いていきます。
不正出血があったり生理の時に気になることがあったりするのであればきちんと医師に話すようにしてみてください。
【視診】
膣内にクスコという道具を挿入して粘膜や皮膚、おりものの状態を確認していきます。
クスコは金属なので冷たさを感じたりしますが負担がかからないような作りになっているのでそこまで痛みを感じることはありません。
ですが、力が入っていたりすると痛みを感じることがあるので気を付けましょう。
【細胞診】
綿棒や専用のブラシなどを使って子宮の細胞を採取します。
短時間で採取できますしそこまで痛みを感じることも無いようです。
これで検査は終了です。
検査をしている最中はタオルケットなどで下半身を隠してくれますし、カーテンで顔を隠すこともできるようになっています。
子宮頸がん検診で出血することがあるの?
検診をした後に出血することもあるので心配になってしまう人も多いですが、出血自体は珍しいものではないようです。
なぜ出血するのかというと、子宮頸部の細胞を採取する時に綿棒、または専用の器具で軽くこすり取るからです。
出血があると何か問題があったのではないか、と心配になってしまいますがよくあることのようですのであまり気にしなくても大丈夫です。
病院では出血の時に備えてナプキンなどを用意していたりするので血が出た場合はそれを使いましょう。
【大量に出血した時はすぐに病院へ】
妊娠初期に子宮頸がん検診をすると出血量が多くなることがあります。
ですが、妊娠していないのに血が多く出るという時は念のためすぐに病院へ行って医師に相談するようにしてください。
子宮頸がん検診の費用ってどれくらい?
【住民検診】
無料~2,000円程度
【職場の検診】
無料~2,000円程度
【自費で行う検診】
3,500円~6,000円程度
自費で行う場合は費用が高くなってしまいます。
自治体から無料クーポン券というものが20歳、25歳、30歳、35歳、40歳の女性送られます。
この無料クーポン券を使えば無料で検診を行うことができますので、気になる方はこの機会に検診を受けるようにしてみてください。
検診自体はかなり短い時間で終わってしまいます。
自分が健康であることを確かめるため、異常をいち早く見つけるためにも検診は受けておいた方がいいですよ。