猫の失明はフラッシュが原因で起こる?治療や撮影時のコツについて
猫ってどんなシーンも可愛いですよね!
お座りして外を見ている時もご飯を食べている時も寝ている時も可愛くて仕方ないので写真を撮る人も多くいるかと思います。
場合によってはフラッシュを使うこともありますがちょっとだけ注意するようにしてください。
猫にフラッシュを使ったら失明しちゃうの?
少し前にツイッターでフラッシュを使って猫を撮影した結果その猫が失明してしまうといった話が話題になりました。
その為フラッシュは使わないようにした方がいいと言われていますが本当なのでしょうか?
【1回だけなら可能性は低いが別の症状が現れることもある】
たった1回のフラッシュであれば失明してしまう可能性は低いとのことです。
ですが、だからといって安心できるものではありません。
回数が多いのは良くありませんし、けいれんや網膜に障害が出てしまう危険性もあります。
猫だけではなく犬にも「タぺタム」という反射板があるそうです。
このタペタムのお蔭でより多くの光が網膜に届くようになっているのですが、フラッシュなどの強い光が当たると網膜障害を起こしやすくなってしまいます。
1度だけなら失明することは無いかもしれませんが、何度もフラッシュを使っていると網膜障害やけいれんといった症状が現れることがあるので、なるべくフラッシュは使わないようにした方がいいかもしれません。
フラッシュ以外にも猫が失明する原因ってなに?
猫も場合によっては失明してしまうことがあります。
フラッシュで失明したと言われていたりしますが、失明の原因は他にもあります。
【緑内障】
眼圧に異常が起こると視神経を圧迫してしまいます。
視神経が圧迫されるとその影響で視野が狭くなってしまいます。
緑内障になると瞳孔が開きっぱなしになってしまったり角膜炎や結膜炎といった症状も現れます。
目の色も黄色だったり緑色に変化することがありますし、最悪の場合失明してしまうこともあります。
【ぶどう膜炎】
ぶどう膜というのは虹彩、毛様体、脈絡膜といった膜の総称です。
眼球を覆っている膜なのですが全体、または一部が炎症を起こすとぶどう膜炎と呼ばれる病気になります。
症状は目やに、涙が出る、痛がる、目が腫れる、眩しそうにする、目の色に異常が現れるなどいろいろなものがあります。
他の病気が原因で起こることもありますし、合併症を起こすこともあります。
さらには失明する恐れもあるので十分気を付けなければなりません。
きちんと治療すれば猫の失明は避けられる?
失明を避けられるかどうかはその猫の症状によって異なります。
ですが、場合よってはきちんと治療することで失明を避けられるようになるかもしれません。
【まずは別の疾病の可能性を探す】
緑内障だったりぶどう膜炎といったものは別の疾病が原因で起こることがあります。
ですので、まずは別の病気の治療を行っていきます。
もしこれといって別の病気が見つからない場合は対処療法をしたり投薬治療を行っていきます。
緑内障の場合、眼圧を正常な状態に抑える薬を投与することになります。
ただ、投薬治療だけで緑内障の症状を完全にコントロールすることは難しいです。
投薬治療でも改善が見られない場合は手術を行うこともあります。
眼房水の排出や毛様体の調整、緑内障が原因で失明し、さらには痛みが出ている場合は眼球摘出といった手術が行われたりします。
ぶどう膜炎の場合は対処療法を行うことがあります。
今現在現れている症状を抑えるための治療をします。
点眼薬や結膜下注射などといったものですね。
ぶどう膜炎で原因が見つからない場合は3日間~7日間の間隔で検査をして症状を確認していきます。
猫を撮影する時のコツって何かある?
フラッシュを使わないようにしながら猫を可愛く撮影する方法ってどんな方法があるでしょうか?
【カメラに慣れさせる】
カメラになれていないとカメラに興味を持ってしまってせっかくのポーズが崩れてしまうことがあります。
カメラを向けると嫌がってしまう猫もいるのでまずはカメラを猫が良く見えるような位置に置いて慣れさせるようにしましょう。
【アングルを工夫する】
人の目の高さから撮ることが多かったり同じような角度で撮ることが多いのであれば、別の角度から撮ってみたりしてみてください。
上からのアングルだけではなく猫と同じ目の位置までカメラを下ろしてみるのも良いですね。
同じようなポーズでもアングルを変えることで印象が変わったりします。
一つの角度だけではなくいろんな角度から撮ることを心がけてみてください。
【しつこく追わない】
猫が嫌がっていたり逃げてしまう場合は無理に追ったり撮影したりせず落ち着いた時に再度チャレンジしましょう。
フラッシュを使ってもすぐに失明することは無いようですが、何かしらの障害が出ることがあるので撮影する時はフラッシュを使わないように気を付けてあげてくださいね。