悪性リンパ腫の症状と生存率は?原因や治療期間は?初期の早期発見が大事
日本だけでもガンで死亡する人はかなり多くいます。
芸能人でも多くの人がガンになって亡くなってしまったり闘病生活を送っている人が多くいます。
ガンと言ってもその種類はたくさんありますが今回は悪性リンパ腫、つまりリンパ系組織のガンについて紹介していこうと思います。
症状はどんなものなのか生存率、治療方法など少しでも参考になれば幸いです。
悪性リンパ腫の症状や生存率はどれくらい?
悪性リンパ腫はリンパ節、リンパ節を繋ぐリンパ管、そしてその中を通っているリンパ液、扁桃腺、胸腺など様々な所にできてしまいます。
リンパ系組織にできたガンは悪性リンパ腫と呼ばれますが、どの部分にできたかによって症状は異なるので注意が必要です。
悪性リンパ腫の初期症状
痛みの無い1cm以上の腫れがリンパ節にできることがあります。
ただ、風邪などの場合にもリンパが腫れることがあるので悪性リンパ腫だと言い切ることはできません。
風邪の場合は痛みが出ることが多いですが、もし痛みもないのに腫れているのであれば悪性リンパ腫を疑った方がいいでしょう。
気になったらすぐに病院へ行って調べてもらってください。
初期症状のうちに気が付くのが一番ですが、痛みもないので見逃してしまうことが多いです。
・全身の倦怠感
・かゆみ
・38度以上の発熱
・半年以内に10%を超えるような体重の減少
・大量の寝汗
腫れは何週間経っても治らなかったりどんどん大きくなることがあります。
その時に痛みや発熱といった症状が現れるようですね。
【悪性リンパ腫の5年 生存率】
■ホジキンリンパ腫の場合
Ⅰ期:90%
Ⅱ期:80%~90%
Ⅲ期:50%~90%
Ⅳ期:40%~65%
■非ホジキンリンパ腫の場合
Ⅰ期・Ⅱ期:70%~90%
Ⅲ期・Ⅳ期:50%~70%
どちらの悪性リンパ腫でも他のガンに比べると5年生存率は高いことが分かるかと思います。
悪性リンパ腫の主な原因ってなに?
病気には何かしらの原因というものがあるはずですが、悪性リンパ腫の場合はどんなことが原因で起こるものなのでしょうか?
【はっきりとした原因は解明されていない】
多くの人々が悪性リンパ腫になっていますが、その原因というのはまだはっきりと分かっていません。
ただ、ヘリコバクター・ピロリやEBウイルスといったウイルスや細菌の感染が原因ではないかと考えられていたりするようですね。
【考えられる原因】
・ウイルスや細菌
・化学物質
・放射線
・遺伝子の変異
・染色体異常
これらが何か関係しているのではと考えられていますが、決定的な証拠、悪性リンパ腫と結び付けられるような証拠は見つけられていないため絶対とは言えません。
悪性リンパ腫の治療と期間について
悪性リンパ腫の治療方法は複数あります。
・造血幹細胞移植
・放射線治療
・モノクローム抗体療法
・支持療法
抗がん剤治療とは言ってもホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫のどちらかなのかによって使用するものが変わってきます。
また、抗がん剤と放射線治療を併用したり、モノクローム抗体治療が追加されたりすることもあります。
抗がん剤を使用すると吐き気、脱毛、便秘、手のしびれなどの症状が現れることがあったり、放射線治療で皮膚炎などの症状が見られることもあるため支持療法がおこなわれることがあります。
治療方法はその時の病状などによって変わってくるのでよく医師の話を聞き、分からないことはしっかりと聞いておくようにしないといけませんよ。
化学療法を使用する場合、点滴が終わった後2週間~3週間程度はリンパ腫の治療をしない休薬期間というものがあります。
化学療法の場合は通院でも可能ですが、休薬期間中に何か副作用が起こったりすることもありますし医師も観察しやすいため入院をすることが多いようですね。
治療の期間は数日、数週間でいいというものではありません。
何年も治療の為に通院するので自分で思っている以上に治療の期間は長く大変なものです。
まとめ
悪性リンパ腫などのガンは誰にでも起こりうる病気です。
自分はもちろんですが、もしかしたら家族がガンになってしまう可能性もあるので、どんな症状があるのか、どういう風に進行していくのか良い治療法はあるのかなどをしっかり覚えておくようにしましょう。
頭の中に入れておけばもしもの時に自分や周りの人たちの異常にすぐ気が付けるようになるかもしれません。